つい最近、映画化が決定した「ノーゲーム・ノーライフ」今さらながら、そのアニメの全貌を語ってみたいと思う。
概要
ノーゲーム・ノーライフとは、MF文庫Jから発売されているライトノベルである。
作者は榎宮祐。イラストも榎宮祐自身が手がけているという、ライトノベルにとっては珍しい作品。
略称は「ノゲ」、「ノゲラ」、「ノゲノラ」、「ノーノー」、「NGNL」など多数存在する。
公式は「ノゲノラ」、榎宮は「ノゲラ」を使うことが多い。PIXIVでは「NGNL」が一般的の模様。
“すべてがゲームで決まる”というファンタジー世界に召喚された天才的なゲーマー兄妹が、異世界ならではの一風変わったゲームに対して痛快な攻略法を繰り広げていくというファンタジー小説。
ファンタジー世界風に一癖も二癖もアレンジされ、一筋縄ではいかない様々なゲームをゲーマー兄妹がどう攻略していくかがこの作品のポイントとなっている。
基本的に新キャラクターが出てくる度に無駄にお風呂シーンが挿入されており、きわどく魅力あふれるイラストを堪能できるサービス精神旺盛な作品でもある。
2013年2月号から『月刊コミックアライブ』にてコミカライズ版が連載されている。
2013年7月にアニメ化が発表され、2014年4月より放送された。
2016年2月現在既刊8巻。
2016年7月17日にMF夏の学園祭2016の生放送内にて映画化が発表された。作者Twitterによると6巻の内容の模様。
あらすじ
ニートで引き篭もりのダメ人間だが、ネット上では無敗の伝説的なゲーマー兄妹である空と白。
そんな兄妹はある日、異世界の“神”によってスカウトされ、すべてがゲームで決まるというファンタジー世界へと召喚されることとなる。
そこで出会ったステファニーという少女から、この世界での「人類種」が他種族とのゲームに連敗し、最後の都市を残すところまで追い詰められていることを知った空と白は、人類の存亡を賭けた一大ゲームへと挑戦していく。
――“さぁ、ゲームをはじめよう”
登場人物
※ネタバレ反転『__ 』(くうはく)あらゆるゲームで不敗を誇り、ツールアシスト、チートを使っても勝てないとされる都市伝説にまでなった天才ゲーマー。その正体は空と白の二人組の兄妹。一人ではコミュニケーションを取ることもできないコミュ症なので、いつもお互いが認識できる範囲にいる。また、二人揃っていても群衆恐怖症である。280以上のゲームで頂点に立った二人だが「リアル人生ゲーム」と「リアル恋愛ゲーム」の2つはルールを理解できずまともにプレイしたことがない。
- 現在はエルキアの国王・女王で人類種の全権代理者。
- 空(そら) ─CV:松岡禎丞 「ならばここはそう――『超健全空間』とでも名付けよう!」
- 白の兄。『__』の片割れ。アイラブ人類Tシャツを着た黒髪の青年。
十八歳・無職・童貞・非モテ・コミュニケーション障害・ゲーム廃人。
駆け引き、読み合い、揺さぶり合いといった
相手の感情を見抜くことにかけては常人離れした上手さ。
白がいないと救いようのない社会不適合者になる。 - 白(しろ) ─CV:茅野愛衣 「にぃ、オメガ、ぐっじょぶ」
- 空の妹。『__』の片割れ。白髪に赤い瞳、セーラー服の少女。
十一歳・不登校・友達無し・いじめられっ子・対人恐怖症・ゲーム廃人。ついでに処女
チェスのグランドマスターを完封したプログラム相手に20連勝できる頭脳を持つ。
空がいないとコミュニケーションさえ出来ない対人恐怖症になる。 - ステファニー・ドーラ ─CV:日笠陽子 「あの人が――”負けた”って、絶対おかしい、ですわ」
- 人類種最後の国、エルキア王国の前王の孫。
赤髪、豊満なおっぱい。お嬢様口調。
空白にアホの子扱いされてるがアカデミーを主席で卒業するほど頭がいい。でもアホの子。
貴族に根回ししたり、政治ではできる子。愛すべきいじられキャラ。 - ジブリール ─CV:田村ゆかり 「賭けるのは――『私の全て』でどうでしょう?」
- 十六種族序列第六位の天翼族の少女。”十八翼議会”の一対。
エルキアの国立図書館を占拠している。
異常知識欲者で”未知”こそ崇高なもの。
天翼族は『神に創られた、神を殺す為の兵器』 - フィール・ニルヴァレン ─CV:能登麻美子
- 森精種の少女で巨乳。
- クラミー・ツェル─CV:井口裕香
- 人類種の少女で貧乳。人類種を守るため森精種の力を借りてエルキアの王になろうする。普段はクールな様子をみせているが緊張の糸が切れるとすぐに泣き出すなど子供っぽい面もある。初瀬いづな(はつせ いづな) ─CV:沢城みゆき獣人種の少女で見た目年齢は一桁台の幼女だが実年齢は不明。巫女(みこ)東部連合の全権代理者。本名不明。何の巫女かも不明。プラム吸血種の少女。十の盟約のせいで絶滅寸前の自分の種を守るために『__』に助けを求める。
吸血種の全権代理で実は吸血種最後の男。イラストでは見えそうなスカートの男の娘。策略に長けており、空たちを誘導するなどしたが人類種を劣等種と侮っていたため敗北した。ライラ水棲種の全権代理で水棲種の女王。
「私を目覚めさせる王子様が現れるまで起きない」と言って凍眠した。そのせいで水棲種と吸血種が絶滅の危機に瀕しているが…。
アミラ 海棲種の女王代理で人類語を話せるなど知能は高い。800年間眠り続けたライラに対しかなりストレスが溜まっているのかジブリールが全力でライラを攻撃しようとしても止めるどころか見物している。むしろ積極的に応援してる。
テト ─CV:釘宮理恵 「生まれてくる世界を間違えたと感じたことはないか?」この世の全てが単純なゲームで決まる世界――盤上の世界(ディスボード)の唯一神。
かつては《遊戯の神》と呼ばれた。不戦勝で盤上の世界の神になった。
用語
- 十の盟約
- 唯一神テトが作った盤上の世界(ディスボード)に住む知性がある 【十六種族(イクシード)】対する絶対法則。
【一つ】この世界におけるあらゆる殺傷、戦争、略奪を禁ずる。
【二つ】争いは全てゲームの勝敗によって解決するものとする。
【三つ】ゲームには、相互に対等と判断したものをかけて行われる 。
【四つ】”三”に反しない限り、ゲーム内容、賭けるものは一切を問わない。
【五つ】ゲーム内容は、挑まれた方が決定権を有する。挑む方が勝負方法の提案はOK
【六つ】”盟約に誓って” 行われた賭けは、絶対遵守される。
【七つ】集団における争いは、全権代理者を建てるものとする。ただし一人である必要はない
【八つ】ゲーム中の不正発覚は、敗北とみなす。ただしゲーム中以外での発覚は勝敗には影響しない
【九つ】以上をもって神の名のもと絶対不変のルールとする。
【十】みんななかよくプレイしましょう。 - 十六種族(イクシード)
- 盤上の世界(ディスボード)で知性あるものとされる生物。
- 順位は魔法適性値の高さ=位階序列。 種族を跨ぐ混血は存在しない。
- 第六位以上と第七位以下では天地ほどの差があり、第六位以上は『生命』、第七位以下は『生物』とされる。
- 【第一位】神霊種(オールドデウス)
- 【第二位】幻想種(ファンタズマ)
- 【第三位】精霊種(エレメンタル)
- 【第四位】龍精種(ドラゴニア)
- 【第五位】巨人種(ギガント)
- 【第六位】天翼種(フリューゲル) 国家名:アヴァント・ヘイム 全権代理:十八翼議会
- 【第七位】森精種(エルフ) 国家名:エルヴン・ガルド 全権代理:不明
- 【第八位】???
- 【第九位】???
- 【第十位】機凱種(エクスマキナ)
- 【第十一位】???
- 【第十二位】吸血種(ダンピール) 国家名:オーシェンド 全権代理:プラム
- 【第十三位】月詠種(ルナマナ)
- 【第十四位】獣人種(ワービースト) 国家名:東部連合 全権代理:『巫女』(本名不明)
- 【第十五位】海棲種(セーレーン) 国家名:オーシェンド 全権代理:ライラ
- 【第十六位】人類種(イマニティ) 国家名:エルキア 全権代理:空と白
- 【順位不明】地精種(ドワーフ) 国家名:ハーデンフェル、妖精種(フェアリー)、妖魔種(デモニア)
採用ゲーム
詳細はQ&Aや個別記事をご確認ください。内容に触れるため若干ネタバレ含む。
第1話
- オンラインゲーム
空白の実力を表す、物語冒頭にプレイしていたゲーム。 元ネタは特になし? - チェス
突如空白の元に届いたメールの主から挑まれた普通のオンラインチェス。 - ポーカー
二面同時に行われていたが両方でイカサマが行われていた。空白と脇に居た女との勝負はトランプ扱いに
よる普通のイカサマだが、裏で行われていた勝負のイカサマはどうも違うようだ。
第2話
- じゃんけん
ルール上は普通のじゃんけんだが空は「パーしか出さない、パー以外を出したら俺の負け」と宣告。
パー以外で勝ったら引き分け(ようするに差し引きゼロ)ということ。
第3話
- チェス
王位戴冠に異議を受けたクラミーが空白に挑んだチェス…空白はイカサマを想定していたが…?
チェスのルールを含むが、駒の心、意思によってルール以上の動きや命令を拒むこともする。
ルールについての議論は別記事にて行ってください⇒チェヌ
第4話
- チェス?
第3話の続き。リアルタイムストラテジー(空談) はチェスの枠組みを超えた別の何かだった。
ルールについての議論は別記事にて行ってください⇒チェヌ - じゃんけん
いたって普通のじゃんけん。ただし反逆しないことを十の盟約によって誓わせる為の八百長。
第5話
- ブラックジャック
なんの変哲もないブラックジャック 、ステフはフォールスシャッフルでイカサマを仕掛けるが、
空はカードカウンティング(残り札の推測)で対抗する。 - ポーカー
- 通行人当て
路地から見える通行人が男か女かを当てる運ゲー…と思いきや空白は統計から男女比を予測していた。
以下5つもステフが「運」ゲーとして挑んだが、 空白は「必然」として全勝する。勝ち筋の説明は無い。 - あみだくじ
- 激辛ロシアンたこやき
- 人生遊戯(人生ゲーム)
- じゃんけん
- 時間当て
鳩が飛び立つまでの時間を当てるゲームとステフが持ちかけるが、空は「ルールに無い」と、鳩に・・・
第6話
- しりとり
ルール上は普通のしりとりだが、回答が具象化(あるいは消滅)する具象化しりとりである。
しりとりのルール上で勝負しながら具象化を利用して回答不能に陥れる戦略ゲームである。
ずばぬけた生命力をもつフリューゲルが主としている為むしろ策略ゲームといったところか。
ルールについての議論は別記事にて行ってください⇒具象化しりとり
第7話
- (???)
実際には第7話でゲームは行われていない。ワービーストが持ちかけるゲームについて探る回だった。
結局第7話中にそれが何かは説明されていない。他に第5話から数点回想で登場する。
第8話
- (トレーディングカード)
説明の描写で出てくる謎のカードゲーム。実際にゲームは行われていない。 - オセロ(リバーシ)
東部連合の返事を待つまでに暇つぶしにDSPで行っていたゲームで、十の盟約によるものではない。
しかし大勝負を前に何故こんな暇つぶし見たいなゲームを・・・
第9話
- 存在オセロ
ただのオセロでなく、相手の存在を奪い合うゲームである。果たしてそのゲームの意味とは?
パスは認められず、例え挟めるコマが無かったとしてもコマを置かなければならない。
第10話
- テレビゲーム
ワービーストが用いる精神ダイブ型のビデオゲーム。そのルールは・・・・次回。
第11話
- リビン・オア・デッド シリーズ番外『ラブ オア ラベッド2 ~恋の弾丸あの娘に届け~』
第10話より開始した、ワービーストのFPSビデオゲーム。元ネタは「ぎゃ○☆がんかよ!」の通り。
中立のNPCを交え、敵陣営を全員を寝取った愛の奴隷にした方が勝ち。
仮想空間内で行うとはいえ、自由度や本人の体力が反映される等、サバイバルゲームに近い 。
第12話
- リビン・オア・デッド シリーズ番外『ラブ オア ラベッド2 ~恋の弾丸あの娘に届け~』
- コイントス
なんの小細工もルールもないただコインを投げて裏表を当てるだけのゲーム。
ただし相手は特別な能力を持つワービースト。
コミカライズ
『月刊コミックアライブ』にて2013年2月号(12月27日発売)より連載。
原作・キャラクター原案は榎宮祐で、漫画は柊ましろと榎宮祐が担当する。
なお漫画の下書きまでは榎宮祐が担当している。
スピンオフ
『月間コミックアライブ』にて2015年7月号(5月27日発売)より連載。
タイトルは「ノーゲーム・ノーライフ、です!」で、作者はユイザキカズヤ。
獣人種(ワービースト)であるいづなに視点を置き、日常を描いている。
テレビアニメ
2014年4月から6月まで放送各局にて放送。ニコニコアニメチャンネルでも配信中。
【注意】本作品は萌えギャグアニメというコンセプトで制作されているため、アニメから本作品に入る際は本作が福本伸行作品やライアーゲームの様な作風ではないということを留意しておくこと。また、原作既読組はステフ並びに白の可愛さに注意すること。
スタッフ
- 原作・キャラクター原案:榎宮 祐 (MF文庫J 『ノーゲーム・ノーライフ』/KADOKAWA刊)
- 監督:いしづかあつこ
- シリーズ構成:花田十輝
- キャラクターデザイン・総作画監督:大舘康二
- 美術監督:岩瀬栄治
- 美術設定:大平司
- 色彩設計:大野春恵
- 撮影監督:藤田賢治
- 3D監督:籔田修平
- 編集:木村佳史子
- 音響監督:明田川仁
- 音楽:スーパースィープ(細江慎治、佐宗綾子、江口孝宏、田中文久)
- 音楽制作:KADOKAWA(メディアファクトリー)
- アニメーション制作:MADHOUSE
- 製作:ノーゲーム・ノーライフ全権代理委員会
主題歌
- オープニングテーマ「This game」
- 作詞:深青結希 / 作曲:若林充 / 編曲:eba / 歌:鈴木このみ
- エンディングテーマ「オラシオン」
- 作詞・作曲・編曲:ナスカ / 歌:白(茅野愛衣)
放送局
放送局 | 放送開始日 | 放送日時 | 備考 |
---|---|---|---|
AT-X | 2014年4月9日 | 水曜 夜9時30分~ | リピート放送あり |
TOKYO MX | 水曜 深夜0時30分~ | ||
サンテレビ | |||
KBS京都 | 水曜 深夜1時00分~ | ||
テレビ愛知 | 水曜 深夜3時05分~ | 初回放送は深夜3時25分~ | |
BS11 | 2014年4月10日 | 金曜 深夜26時30分~ | |
ニコニコ生放送 | 2014年4月11日 | 金曜 深夜24時30分~ | |
ニコニコチャンネル | 金曜 深夜25時00分更新 | 最新話無料 | |
dアニメストア | 2014年4月25日 | 金曜 正午更新 | 1話と最新話のみ配信 |
日時は変更になる可能性があります
各話リスト
アニメ各話Q&A
内容を見たい人は以下スクロールでお願いします ↓
第1話 / 第2話 / 第3話 / 第4話 / 第5話 / 第6話 / 第7話 / 第8話 / 第9話 / 第10話 / 第11話 / 第12話
この項目は、アニメ未視聴者に対するネタバレ成分を多く含んでいます。 |
第一話 素人《ビギナー》
- ■空は女にどういうイカサマしたの?
→女とポーカー勝負をする前に、空は女の傍らにあるトランプの柄を確認してから挑発をして勝負をしかけさせている。ここで、空が盗賊とゲームを行った部分を思い出してみよう。盗賊は身ぐるみを剥がされて持ち物の全てを空達に奪われた。その際に女の持つトランプと同じ柄のトランプも押収している。
その後は、自分の手札を全て捨てて新しいカードを引く際に、山からずっと歩いてきたことを示唆して視線誘導を行い、目を離した隙に持っているカードと入れ替えただけ。
また、ロイヤルストレートフラッシュにした理由は相手がイカサマしてるのはわかっていたけれど、どういう手札を揃えたのかまでは分らなかったため一番強い手札にした。
第2話 挑戦者《チャレンジャー》
- ■このジャンケンってつまりどういうこと?
→ジャンケンの勝敗はアニメ内で出た図の通り。最初に空は「俺はパーしか出さない」と言っているがこれはブラフ
実際はパー以外でも引き分けにすることで実質空の勝ちと言う変則ジャンケンである。勝負のルールを複雑にすることで勝負の前提を見えにくくする罠である。
原作では、ステフは些細でも何でもないと反論しているが、人によって些細という基準は変わるもので、例えばお菓子を一口ちょうだいと言ってまるごと食べて一口という言い訳も通用する。
その為賭ける内容については明確にしないといけない。ゲームをする前からゲームは既に始まっているというのがこの作品の大きな前提でも有る。
第3話 熟練者《エキスパート》
- ■このチェス一体どうなってんの?
ルールについての議論は別記事にて行ってください⇒チェヌ
→まずクラミーは、空が他国からの回し者で有ることを前提にしている。そう思わせるために、空はこの世界に無いケータイのカメラを使い、それが魔法を見破る為の装置だと思わせている。
そんな相手に分かりやすい魔法を仕掛けたらすぐにバレて失格となる。
その為通常のチェスとは違う、持ち主の「カリスマ」「指揮力」「指導力」「王としての資質」が反映されてコマが動くチェスを仕掛ける。それらは曖昧な情報、言わば裏ステータス見たいな物であり相手が例え他国の傀儡だったとしてもバレにくい。クラミーはその能力を格段に高める魔法を自分のコマにだけかけていた。
当初はチェスとして、運の入り込む余地の無いゲームの為白が担当するが、そのゲームの本質をリアルタイムストラテジーゲームだと看破した空が交代する。
まずは「演説」により部隊の士気を上げ、通常ではありえない行動を取らせながら追い詰める。
しかし、クラミーは負けて元々、自分のコマだけならまだしも、相手のコマまで操るとなるとかなりバレるリスクを負うが、イカサマがバレるのを覚悟し兵たちの士気を上げていた「洗脳魔法」を空のコマにも範囲を及ばせる様になった。
空はイカサマの正体を「狂的な士気の維持」だと思い込んでいた為、意表をつかれる事になる。
土壇場で相手の洗脳を逆手に取り、相手の女王に対し「洗脳を使って自分は引きこもる王に仕えるのか」と女王に対してのみ使える「口説き」で洗脳を解いたが、どの道相手の兵に触れると洗脳されるため状況の改善にはならない。
しかしクラミーは空の行動が空によるイカサマだと思っていたため、裏切った女王を倒しにかかり、それが逆に反旗を翻すコマを増やすことになった。
「あいつがこの状況を打破しようと動いてこなかったら」と空が考えていた内容はこれである。
第4話 国王《グランド・マスター》
- ■大臣とジャンケンについて詳しく
→大臣クラスでも派閥を作り腐った政治をする輩がいないとも限らない。
そこで【六つ】を利用して、“虚偽的報告をしない”ことを絶対遵守させた。
- ■内政、要するにどういうこと?
→限られた土地で作物を増やす必要があるため、農業の方法から改善していった。
専門家ではない空白だが、クイズゲーム対策に大量の専門書やらを保存してあるタブレットがあるのでそれを参考にしている。国債に関しても同様。
白がチートって言ってたのはこれ。
なお、原作でも農業改革と国債の2点しか表記されてないので他の内政をどうしたのかは不明。
この改革によって貴族級の人たちと軋轢が生じるが、それは5話で説明される。
第5話 駒並べ≪ウィークスクエア≫
- ■『 』の政策によって貴族たちのどんな利権がどんな形で侵されたの?
→原作でも特に描写なし。
どこの時代、どんな世界でもこのような私腹を肥やす保守派は出てくるものである(原作では意地になって妻子までゲームの掛けにした程)。
そんな中々納得しない相手をゲームで黙らせる強攻策は何度も使えるものではないし、ましてや『 』は異世界人の上性格も到底内政向きとは言えない。
餅は餅屋とばかりに大まかな政策以外ステフや大臣に仕事を丸投げした一番の理由がこれで、
結果としてステフが空と白の予想以上に有能だったおかげで巻き上げるのはあの1回のみで済んだ。
お世辞でもなんでもなく『 』にとって「あれはマジで助かった」という訳。
- ■図書館はともかく本屋も無いのは何故?
→原作によれば、人類種の技術は中世辺りでストップしており印刷技術はおろかまともな製紙技術もない模様。
当然写本のコストはべらぼうに高く、そんな状況で人類種唯一とも言える『武器』を納めた図書館を奪われたら…推して知るべし。
- ■十の盟約で殺傷、戦争、略奪が禁じられましたが、ゲーム内容にそれを織り込むのは許されますか?
→十の盟約はあの世界において物理法則の如く適用されていて、基本的にはゲーム内においてもそういった行為は不可能です。
もう少し詳しく言うと、相手に対するあらゆる「害意ある行動」が強制的にキャンセルされてしまいます。
逆を返せば、「害意のない行動」や「事前に相互同意が見られた」と判断されたならそれらは許容されると言うことです(そうでなければ、医療行為や子作りなんてとてもとても…)。
白が不可抗力で兄を蹴飛ばせたり、肉体的なツッコミを入れることが出来たのも恐らくは空が白の暴力を無意識に許可してるからかと。
第6話 一手《インタレスティング》
- ■あの超健全空間ってやる意味あったの?
→空「エロイけどR18ではない…そんな男の浪漫の実現以外に何か理由があると?」
…メタ的に言えば、しりとりのルールをわかりやすく描写しつつサービスシーンを入れる目的かと。
付け加えるなら『 』は基本的に「ゲームは楽しむもの」という概念が前提にあるため、
重要局面ですら戦略に差し支えない程度にああいう遊びも(特に空は)平然とやってしまいます。
- ■しりとりの内容がよくわからないんだけど?
ルールについての議論は別記事にて行ってください⇒具象化しりとり
→しりとりのジリ貧になった場合、空のジブリールに対する勝ち目は一切ありません。その為空はジブリールにありとあらゆる方法で勝つ事を追求しました。
まず空は星の外殻、マントル、リソスフェアを消失させ、星の内核のみを露出させました。
内核の6000度の高温と圧力でジブリールは確かに「続行不能」にはなりますが空達はその熱波だけで先に死ぬ為不十分。次に酸素を消失させ、ジブリールの呼吸を奪うがそれも不十分。
それはジブリールも分かっていたため、あえて空気を再出現させる言葉につながる様に空を誘導し、ゲームの続行を試み「エア」と言うが、空気と酸素を区別していなかった為に酸素のみ出現、大気の80%が消失
酸素のみとなると猛毒となり、減圧による目眩も発生しますが、空達はプレイヤーの体内には干渉出来ないルールを逆手に取り、互いの空気を口づけによる循環呼吸で補います。
次に「アトモスフィア」と言い、大気圏自体を消失させ完全な宇宙空間にさせ、内部の空気による肺の膨張、及び言葉による解答を出来なくさせました。この時点でステフは死んでます。おお捨て歩よ、死んでしまうとは情けない。
人間の宇宙における生存可能時間は30秒と言われている為、それを耐え切れば空の勝ちでしたが、ジブリールは自分の精霊を分解して宙に文字を書きそれを解答とします。
しかし、その解答を読んでいた空は、予め用意していたメモを突き出し「クーロン力」を消失、核が露出していた星はハイパーノヴァを引き起こします。
内核の温度だけではジブリールは殺せない為空達だけが先に死にますが、さすがのジブリールもこれには耐えられず、瞬間的に互いが死にます。しかし、空は地殻が消失する前に距離を開けていたため、その差の分死ぬまでの時間差ができ、勝利となりました。
- ■はいぱーのヴぁって何のこっちゃ
→自然界には重力、核力、クーロン力があります。 内核は固形の鉄やニッケルが主成分ですが、本来6000度の温度ではそれらはドロドロに溶けています。それらが固形物で存在できるのは320万気圧もの超高圧力が原因です。
その圧力の原因というのが、先に上げた3つの力の相互作用。めちゃめちゃ簡略化すると
重力+核力-クーロン力=0 という形でその状態が保たれています。
もしもそこでクーロン力が消失したら…?
重力と核力による引力により、凄まじい勢いで核融合、核分裂の連鎖反応を引き起こし
最終的には鉄の光崩壊によるガンマ線バーストを引き起こし、ハイパーノヴァとなります。その温度は500億度とも言われ、ビッグバンをも超えます。
本来は重力崩壊を起こすとしたら恒星(太陽とか)並の大きさかそれ以上の星でないとハイパーノヴァどころかスーパーノヴァも起きないが
実際はクーロン力が消失することはなく、重力と核力が大幅にクーロン力を上回った時という条件がつくため、今回の物は擬似的なハイパーノヴァとも言える。
- ■でも科学的には実際はこうじゃ…
→※あくまでも空想科学の世界なので、現実的にも起こりうるかという確証はありません。
多目に見てね!厳密に言えばリソスフェアはマントルの上層も一部含んでますので、一部マントルが再出現することになりますし
- ■もちっと簡潔に!
→では[ ] で現れ、消えも含めて
- 空「水爆(すいばく)」[現]
27トンのアレ。大量殺人兵器として爆発を含めて
イメージ範囲による純粋水爆、またはゲーム中は影響がない程度まで放射能は少なかったか? - ジブ「九遠第四加護(クーリ・アンセ)」[現]
最上封印魔法、M7.9の地震の総エネルギー量の一点集中を防げるマジキチ術式。
原作では「久遠第四加護(クー・リ・アンセ)」となっているのだが(恐らくアニメ側のミス)、チェックしたにもかかわらず原作者は指摘があるまで気がつかなかったとの事。 - 空「精霊回廊(せいれいかいろう)」[消]
魔法を使う種族の源、外部電源が消えた感じ。
「水爆」で知らない概念が具現化できるかを試し、続行不能を阻止するため魔法を使わせる。(作中談)
クーリアンセがジブリールに適応されていない辺りから天翼族の耐久力を知りえるし、王宮の本を読み
漁った空がクーリアンセの事を知っていたとすれば、最上位魔法で体内の精霊を消化させ、精霊回廊を
消して精霊の再生と魔法の発動を阻止、後々のために先手を打つこの流れは完全に計画通りと言える。 - ジブ「馬(うま)」[現]
- 空「ま★こ」[消]
- ジブ「ビーチ」[現]
ジブリールのイメージの具現、NEETには眩しい。 - 空「乳首(ちくび)」[消]
- ジブ「ビキニ」[現]
ここで「先に服を消さないとだめだろ!」と空に突っ込まれる。(後述) - 空「荷物(にもつ)」[現]
何気にステフに直撃している辺り、ステフがお荷物という暗示? - ジブ「つむじ」[現]
風で服がなびいてビキニがあらわに!何気にKENZEN対策も。 - 空「女性服(じょせいふく)」[消]
先ほどの空の発言どおりビキニごと服が消える。(それじゃビキニ姿が拝めないだろという意味だった)
裸だけどち●びとマ●コ消してるからセフセフ!→超健全空間
(中略)
- 空「マントル」[消]
伏線 - ジブ「ルーオオシ蛾(るうおおしが)」[現]
何気にジブリールの冒頭のルー語とかけてる?
(ちなみに原作ノベルでは「ルーオオシ蛾」ではなく「ルイアーガ」という単語を使っている。意味は説明されていない) - 空「外核(がいかく)」[消]
伏線 - ジブ「クロック」[現]
- 空「クリーチャー(くりいちゃあ)」[消]
- ジブ「灯り(あかり)」[現]
この辺りまでに両者の煽り合いがヒートアップし、空が煽りにつかった熟語にジブリールが聞き返した為
空が字を書いて見せ、読み、意味を「覚えておけ」と言い教えた。 - 空・白「岩石圏(リソスフェア)」[消]
惑星表面。マントルと外核がその前に消えているので、惑星内核に引力で引き込まれる。
中心温度六〇〇〇度、表面温度三〇〇〇度。
(内核から少しでも距離を取る為に空白の二人が高台からジャンプ。) - ジブ「朝(あさ)」[消]
誘導された答え、太陽含めて朝の光も消えた。 - 空「酸素(さんそ)」[消]
エアまで誘導用、2分くらいは意識保てるみたい。
- ジブ「ソナタ」[消]
- 空「種植え(たねうえ)」[消]
※上述2つは次へのつなぎと思われる。後方の右と左で浮遊物が別々に消えるが詳細は不明。
右にはラッパのようなもの、左には鹿のようなものが見えるためそれぞれ
音楽団(ソナタ、ピアノソナタ) 、生命(種植え、種付け)のことと思われる。(コメント情報)
- ジブ「空気(エア)」[消(部分)]
猛毒な酸素のみ戻る。空白は人間(ジンカン)呼吸で乗り切るが地の文では割とギリギリ。 - 空・白「大気圏(アトモスフィア)」[消]
惑星を覆う気体を消した(地球以外にも大気圏はある≠空気)- 真空状態になり、体内の酸素膨張でステフ破裂。真空においては人間が破裂するという事はなく、実際真空チャンバーに人が閉じ込められて死んだ事故にも死因は窒息死であるのだが、
- ・・・原作者「ステフはそのほうが美味しいと思って(真顔)」
- ジブ「闇弱(あんじゃく)」[消]
誘導成功、実はここでジブリールがすぐに答えなければ窒息で勝っていた、そのための煽り。 - 空「クーロン力(クーロンりょく)」[消]
空も言葉を発せないが、前述の紙記入で対応。
クーロン力の消失によって瞬時に生じる惑星核の融合、そして鉄の光崩壊。
即死攻撃、垓分の一でいいので先に当たった方が負け、で勝利。
- ■~~って答えたら即終了では?というか、酸素、クーロン力を答えた時点で即死しないの?
→プレーヤーに直接干渉して死や続行不能は不可能
アニメを見る限りプレーヤーの死に関わる消去はプレーヤーのみ保護され、他は消去される。
なので「生物」「人間」「人類種」「天翼種」「異世界人」などを答えてもプレーヤーは大丈夫。ただしステフはあぼーん。
また、同じ理由で「声帯」「口」「声」「肺」なども大丈夫。ただしステフは(ry。
ちなみに「音」「声」は物ではないため、ようするに声帯があれば発生するため無意味という解釈もある。
第7話 死に手《サクリファイス》
- ■東部連合とエルキアのゲームについて空が知らなかったのは何故?
→結論から言うと、「だいたいジブリールのせい」。
どうやらその辺りの資料はジブリールが分捕った図書館に保管されていたようです。
あの時点で白は奪い返した図書館の該当書物を読んでおり、空はまだ読んでいなかったと言う事です。
- ■空の回想からすると二人はもしかして…
→はい、義兄妹です。白は空の父の再婚相手の連れ子に当たります。
よって、法律上は結婚もR18展開も可能です。
白は兄に対する絶対的な信頼・親愛はもちろんそれ以外の「愛情」も持っていますが、ステフへの対応を見ればわかるとおり空はその方面はからっきしダメなので推して知るべし。
なお、空は天才の妹に対して自分を『凡人』と自嘲していますが若干10歳で他人に合わせた対応と笑顔を向ける、3歳児の一言からその意味と天才性を見抜いて独自のアプローチで理解しようとする…
本人の自覚0ですがこの時点で(天才とまでは行かずとも)既に凡人とは程遠い領域に身を置いているのは言うまでも無い事実でしょう。
- ■作戦にしても土地取られすぎじゃね? あと、何故図書館を賭けたし。
→本編の説明の通り、先王が賭けたのは当時の人類種では活用の難しい「持て余している土地」でした。
一方、東部連合は王城をあんなビルに魔改造出来るぐらいには工業技術が発展していますが
日本が示すとおり海洋国家故に陸地の資源は必要不可欠、エルキアは格好のカモだったわけです。
逆に言えば、ゲームの情報とそれを使いこなせる者が揃えば、こちらで開発した土地を奪い返されて詰むのはあちらです。
また、原作によれば図書館の件は先王が勝った場合、「ジブリールは人類種に協力する」という条件を取り付けていました。
仮に敗北しても、こちらからの接触がほぼ不可能な天翼種を図書館に留めて置ける+蔵書は他の種族にはまず奪われない(ついでに他種族から奪ってくる本もガンガン溜まる)ので
次代の王が天翼種相手に立ちまわれる逸材だった場合、天翼種と確実にコンタクトを取れる手段になる…と考えていたと思われます。
(ちなみに、空は初めから図書館の『中のもの全て』…つまり追加要求でジブリールごと蔵書を頂くつもりでしたが、本人から自分の全権を賭けて来て一手間省けました)
- ■ってかあのギャンブル大会で『 』が来なかったらクラミーが戴冠して詰んでたんじゃね?
→空が指摘したとおり、あのギャンブル大会には容易に他国の介入を許してしまう構造的欠陥を抱えていました。
敢えてそんな形式にした理由は、「他国の介入を『正面から』『人類として』打ち破る者」が現れる事に賭けたからです。
多種族に対してそこまで出来る者でないと、自らの人生を費やした対東部連合の情報を最大限に発揮できない…
先王はそう考えていたようです。
人類種がこのまま現状を維持しても緩やかに滅亡衰退するのみ、ならば全てを失う覚悟で人類種の僅かな可能性に賭けるしかない。
次代に引き継がせるために先王が行ってきた全ては文字通りの乾坤一擲、一世一代の大博打だったわけです。
結果として、「暇を持て余した唯一神による異世界ゲーマーの召喚」という大穴を当てるわけですが。
第8話 起死回生《フェイクエンド》
- ■空はイノがいるとわかったのはなぜ?
老人らしき人物がいる、程度にしか空にはわかってません。
心が読めるならアポ取ってるのも嘘とわかるはず、という読心術の正体の裏付けです。
- ■空とワービーストの掛け金のやりとりがわからないんだけど?
まず獣人種はエルフにゲームの内容を知られることはあってはならないという前提がある。ゲーム知られたらありとあらゆる手で乗っ取りに来るからね。その事を踏まえて
交渉条件から順に言うと
○いづなのパンツ VS ステフのパンツ
→空はいづなたんのパンツ手に入れてお得。獣人種はステフのパンツを手に入れ、空のゲームに対する記憶消して終わり。
→この段階で空は「ゲームを暴いた」と言っただけで記憶を消すことに重要性がない。つまり獣人種側がステフのパンツに価値を見出さないならやるだけ無駄なゲームであった、ここまでは。
○大陸の全て VS ステフのパンツ
→空は大陸の全てを手に入れてお得。獣人種はパンツと記憶を消すチャンスを得る。 ここでネタばらし。
空は東部連合が持ちかけるゲームのからくりを暴き、獣人種は空の記憶を消すことを強いられる。
→さらに空は事実をエルフにチクったらエルフは費やした領土を取り返しに勝負を挑んでくる、だから空とのゲームに勝って記憶を消さなければならない、と発破を掛ける。
ただし価値を見出せないステフのパンツに領土を掛けたとすれば、記憶を消すことに趣を置く、つまり空の言う「ゲームのカラクリ」と「ワービーストのハッタリ」が重大であると黙認することになる。という言いがかり。
→ならば勝負は受けず、事実も認めない。 見かけ上の掛け金も釣り合わない。だったら・・・
○大陸の全て VS ステフのパンツ+人類種の駒
→空は大陸にある東部連合の全て。獣人種はステフのパンツと人類種の駒、つまり人類種の全てを得る。
→エルフやフリューゲルには必勝だったのに格下のイマニティ、しかも今まで誰もやらなかった種の駒まで
賭けさせてその勝負から逃げれば、人類種が策を講じていることはエルフ以外にも分かってしまう。
(前の言いがかりとは違いこちらは「人類種の勝機」と「それから逃げた獣人種」という状況証拠である)
この信憑性の上で空がゲームについて言いふらせば、大国東部連合が攻められるのは間違いない。
東部連合は空とのゲームに勝ち、記憶を消すしか方法はない。
- ■種の駒を失ったらどうなる?
フィール「イクシードの権利は剥奪される」
クラミー「十の盟約の適応外、家畜と同列、死の宣告の烙印」
空「命と領土の全て」
ジブリール「権利を奪われともすれば死ぬ」
と、正確に語られておらず、言ってることも少しずつ違います。ステフやジブリールの反応を見ると、
フィールやクラミーも思い違いをしている可能性もあるのでイクシードや十の盟約がどうこうというのも不確定。
種の全権の証が種の駒で、種の駒が唯一神への挑戦権というのは間違いないでしょう。
- ■空の言った世界の攻略法って?
→十の盟約によって唯一神の座すらゲームで決まるこの世界をゲームと見なし、クリア条件を示すなら4話でテトの会話にあった
「十六種族を攻略し、唯一神の座を賭けたゲームに勝利する」事でしょう。
言い換えるなら、空と白はあの時点で「テトに挑むためにどのように他の種族と勝負するのか?」という事に気付いています。
そして、いがみ合うイノとジブリール&いずなの敵意&ドン引きするステフと空達に畏怖を覚えるジブリールと自分達の温度差から
「この攻略法を思いつき、なおかつ目に見える形で実践した者」が盟約成立から今に至るまで誰一人いない事を悟り、「そりゃ暇するわ」とテトに思わず同情したわけです。
具体的な攻略方法については、十の盟約そのものと十の盟約成立に至るまでのこの世界の歴史、8話の空の「あるセリフ」から推測できます。
(それを考慮に入れても、300万人の人権をゲームと割り切って賭ける行為はとても正気ではないのですが…)
- ■ってか空に何が起きたの?
→空?名前?というか、誰ですか?
冗談はさておき、原作2巻はこの場面で終わっているので9話が待ちきれない人は3巻を買いに行きましょう(宣伝)
- ■いやいや、それでも推理したいじゃん?
→空が消える直前の状況にヒントがあります。
・口先だけのデモを放置し、「来るのがやたらと遅い」「覚悟のある奴」を待っている空
・まるでこれから自分に何か起きるかのように、白に意味深な言葉を授けた空
・空が消える直前のDSPの日付と、白が目覚めた時の携帯の日付
それらとこれまでの劇中の描写から、空の身に起きた状況をある程度まで推理する事が可能です。これでもアニメは原作以上にヒント多いです。
第9話 解離法《スカイ・ウォーク》
■どういうオセロ?
「自分を構成する概念」を三十二個のコマに分割。コマに刻まれた数字が一に近いほど重要なもの(例:記憶・人格・肉体)であり、相手のコマを裏返し、互いの存在を奪い合うゲームである。
その他細かいルールは以下に記す
- 通常のオセロと違いパス権はない
相手のコマを挟める場所が無かったとしても置くのを義務としている
後半、裏返せない局面で数値の小さいコマをささなきゃいけなくなった時の… - コマが持つ概念の重要な順番の決定方法
自分自身の深層心理における優先順位に反映される。
そのためどのコマが何を司っているかはプレーヤーにもわからない。 - 互いのパートナーはゲームに参加
空やクラミーが物理的に継続不可能になった場合、代打ちが可能
ただし、味方から空、クラミーに関する記憶の一切が失われた場合、代打ちも不可となるため、続行不能とゲーム盤が判断しゲームは終了。コマの多い方が勝ちとなる。 - ゲーム終了後、ゲーム結果は恒久的決定となる
奪い合った概念について、ゲームの勝者は自分の全てを取り戻し、敗者は一切戻らない。
“人格”を奪われてゲームに負けたら…
要約すると「お互いの存在と、相方の生殺与奪を賭けた奪い合い」である。
■その他アニメ9話のQ&A
- なぜ盤面が見えないのに見えた?
白はオセロなどの二人零和有限確定完全情報ゲームを得意とし、盤面の全てのパターンを頭の中でシミュレートできる。(なので空がオセロを選んだ可能性がある。)
そこから、オセロのコマの大きさから盤の大きさ、マス目を把握し、空の性格や癖、戦い方やいままでの経験を生かし「相手が空の策にはまりまんまと打たされ、空の記憶を与えてやった後に、クラミー側から一切の打つ手を封じつつ、たった三手で逆転勝ちができる」盤面をシミュレート。 - なぜ空のコマが白色とわかった?
最後の手を”白”に託したなら――それはもう決まっているのだ - なぜ空の存在が消えたのにゲームが続行されたのか?
空は続行不能となった。が、ゲームは終わらない。それはなぜか。
残された三コマが自分の存在そのものより優先されるからである。
空を構成する、空自身以上の要素は以下の3つ。
【参】ゲームに勝つ方法
【弐】白に対する絶対的信頼
【壱】白個人の全て
ゆえに白に対する想いは残る。なので白はほんの少し空のことを覚えていた。よって続行可能とゲーム盤が判断し、ゲームは終わらなかった。 - 森精種(エルフ)と天翼種(フリューゲル)の合作ゲーム?
ジブリールだけでは記憶を消すゲームは作れない。が、複雑な術式を編むのはエルフのほうが得意なため合作となった。原作では以下のような記述がある。
ジブリール「例えば――具象化しりとり盤の核を私が提供し、森精種の術者がゲームを編む・・・・・・それなら、この規模の事象変動魔法を編むことも、もしかしたら可能かもしれません」
また、合作ではあるが精霊量的に起動したのはジブリールであり、起動時に術式に不正が無いか確認出来るため安心。 - ステフが転んだのにそれに気付かないのはなぜ?
ゲーム盤は一切見えず、触った感触すら認識できない。触れても自覚できないため、転んだことに気付かない。(なぜ転ぶときに悲鳴をあげたかは謎) - なんで三回連続おいてるの?
アニメでは省略されているだけで、クラミー側も実は打ってる。
「虚空から、何かが勝手に、黒いコマを置く。躊躇うように、迷うように・・・」 - 記憶の共有なんて出来るの?
森精種(エルフ)、天翼種(フリューゲル)単体では無理があるが、複雑な術式を扱えるエルフと、力を扱う絶対量が多いフリューゲルと合作することで可能となると思われる。 - なぜこのような危ないゲームをしたの?
恐らく「クラミーが確実にゲームを受け、なおかつその過程で彼女の信頼を得る」という条件を満たすため。魔法の使用やゲームの勝敗条件で記憶のやりとりを行うという条件では、空に対して強固な猜疑心を抱いているクラミーはまず間違いなくこちらの記憶の改竄を疑ってゲームを受けないと思われる。むしろ、逆にその猜疑心を利用して「人類種を滅ぼしかねない男を消す」ゲームを仕掛けたほうが相手が乗る可能性は高い。 - 7話で19日で、8話で21日?その間何してたの?
19日夜にゲームを作り始め、なんやかんやのアクシデントを経て20日昼にゲームが完成、そしてゲーム開始。
空の存在が消えた後は21日朝まで寝ていた。 - フィールの記憶改竄の権利を得る理由とは
現在はわからなくて大丈夫です。引き続きアニメをお楽しみください。
簡単に今回の話を簡潔にまとめると
白の賢い頭で盤面を完全予測し空の代わりに打つことによって勝利し、このオセロによってクラミーには空の偽りのない記憶が渡り猜疑心を払拭、いままで以上の信頼を得ることができた。
というもの。
正直な話:原作読むとだいたいわかる。ので3巻買ってください。
第10話 指向法《ブルー・ローズ》
■空白を目の前に暴徒が何もできなかったのは?
一つは十の盟約により許可無く暴行等を禁止されていたこと。
もう一つは上位種のフリューゲル(つまりジブリール)が羽根を広げ存在を示した、
要するに威嚇したことが挙げられます。
■空がクラミーのプロフィールを暴露するときの後ろの文字には何が?
クラミー・ツェル 人類種(イマニティ)
スリーサイズ(コンプレックスあり):74・52・77 年齢:花の18歳 血液型:ν(ニュー)型
【好きなもの】フィール・ニルヴァレン/フィール・ニルヴァレンとのゲーム/楽器の演奏/ぬいぐるみ収集
【嫌いなもの】傷つけることすべて/イマニティに敵対的なものすべて/おっぱいについて言及されること
■ジブリールは森霊種に何をしたの?
森霊種による飛行妨害魔法で落下してたんこぶが出来た腹いせに「天撃」を森霊種の首都にぶっ放し
それを防ぐのに森霊種3000人が命がけで防ごうとするも完全には防げず首都を壊滅状態にしたあげく
そこにあった魔導書を根こそぎ奪った(森霊種はそのときの失われた魔法体系を取り戻すのに800年以上かかった模様)
■クラミーの子供時代の回想でのフィールが今の容姿と変わらないんだけど・・・
フィールは52歳です
■ケッカイってなんですか
血壊と書きます、後々詳しく説明されると思います
■クラミーの膨乳は!あれはどうやって!!?
変質魔法です
■女体化!!女体化魔法kwsk
XY染色体を男性(XY)のYをXに同一化させて女性(XX)にするみたいです、Yがなくなるので元に戻せない模様
■で、ステフのパンツはどうなるの?
人類種が賭けた種の駒の中に(所有物として)含まれるかと
第11話 誘導法《キリング・ジャイアント》
■ステフがガチャガチャに抱きついてWAなんとかって何を言って・・
なんて素敵なワ・タ・ク・シ!んーあ~んもう離さないですわー!あーんぁっキャワウィイ!
わたくしッずっと一緒ですわー!あっわたくしさえ居れば何も要りませんわ!あっわたくしっ!
ダブ、リュー ・ A ・ T ・ A ・ K ・ U ・ S ・ A あっワタクシッ
ア ア ア ァ ァ ァ ー ー ー ッ ! !
(聞こえたママ)
■相変わらず白はどうやって敵の位置や弾道を呼んでるの?
相変わらずの完全予測です。ゲーム開始直後にメロメロガンの動作も確認していますから、
自弾の弾道や跳弾計算はもとより、敵の弾道から逆探知くらい驚かないですよね?
■いづなたんはどうなってしまったの?
それはまだ内緒です。
ちなみに言ってしまうとあれが血壊です。
第12話 収束法《ルール・ナンバー10》
■結局ステフは何をしていたの?
作中の説明とあわせて順番に行くと
- ゲーム前(10話)に調子を悪くしていたステフに空が行ったおまじないは
「白が地面に書いた命令に従え、ただしその記憶は失え」 という盟約による強制。
ようするにステフの能力や雑念に左右されずに段取りを完遂できるようにした。 - 復讐しにきたステフの服を剥いでから味方にもどし、計算の脇に書いたイマニティ語で命令を吹き込み
いづなたんが襲撃する前に何らかの方法で気絶させNPCに担がせた。 - 11話でいづなたんを欺いて空中で跳弾させた弾は、いづなたんではなくステフを狙い、当てた。
(これを当てるためにステフが敵のうちに身包みを剥いだ) - ステフに当たった弾はステフのラブパワーを回復させるが、NPCに触れているため減少する。
これがタイマー代わりになり、 「ラブパワーの補給が来たら、エネルギー切れ直前に真っ直ぐ撃て」が
いつ何処で起こるかを読み、そこへいづなたんを誘導する。 - ステフの撃った弾が何故かいづなたんに当たる。
アニメ次回予告元ネタ
アニメの次回予告には、古今東西のゲームから名台詞やキャッチフレーズなどをパロディ的に引用している。
それでしっかり次回予告できてるアニメスタッフの知識が怖い。
- #1 「誰かを助けるのに」「おもしろそう以上の理由がいるか?」
- ファイナルファンタジーIXより、主人公ジタンのセリフ。CMやキャッチフレーズでも登場。余計な理由が挟まっている。
- #2 「そんな装備で大丈夫か?」
- エルシャダイより、サポート役ルシフェルが主人公イーノックに問いかけるセリフ。PVで一躍ブームに。
- #3 「こんなゲームにマジになんないでどうするの?」
- たけしの挑戦状より、エンディング後に流れるメッセージ。元ネタとは意味が真逆に。
- #4 「ゆうべはおたのしみでしたわね」
- ドラゴンクエスト(第1作)より、宿屋でゴニョゴニョすると店主に言われるセリフ。
- #5 「おおステフよ、しんでしまうとはなさけない」
- ドラゴンクエストシリーズより、勇者の全滅を国王が嘆くセリフ。作品で若干異なる。
- #6 「昔はお前みたいなゲーマーだったが膝に矢を受けてしまってな」 「スタァァァップ!」
- エルダースクロールシリーズより、ともに衛兵が放つシュールなセリフ。
- #7 「東部連合、貴公らの首は柱に吊るされるのがお似合いだ。」
- CIVILIZATION4より、相手国へ開戦宣言する際のセリフ。
- #8 「にぃの手を離さない。白の魂ごと、離してしまう気がするから。」
- ICOより、主人公の少年(イコ)のセリフ。ゲームのキャッチコピーでCMにも登場。
- #9 「サラマンダーより、ずっとはやい!!」 「おとなになるってかなしい」
- バハムート ラグーンより、ともにヒロインであるヨヨのセリフ。反応からして空も犠牲に……
- #10 「今更疑うものか!俺は白を信じる!」
- ファイナルファンタジータクティクスより、登場人物アグリアス・オークスのセリフ。
- #11 「もう一息じゃ、パワーを空白に!」 「いいですとも!」
- ファイナルファンタジーIVより、登場人物フースーヤと悪役ゴルベーザが協力する際のセリフ。
詳しくは作品元か、セリフの大百科まで。
既刊リスト
原作小説
タイトル | 発売日 | |
1 | ノーゲーム・ノーライフ1 ゲーマー兄妹がファンタジー世界を征服するそうです | 2012年4月25日 |
2 | ノーゲーム・ノーライフ2 ゲーマー兄妹が獣耳っ子の国に目をつけたようです | 2012年9月25日 |
3 | ノーゲーム・ノーライフ3 ゲーマー兄妹の片割れが消えたようですが……? | 2013年1月25日 |
4 | ノーゲーム・ノーライフ4 ゲーマー兄妹はリアル恋愛ゲームから逃げ出しました | 2013年6月25日 |
5 | ノーゲーム・ノーライフ5 ゲーマー兄妹は強くてニューゲームがお嫌いなようです | 2013年11月25日 |
6 | ノーゲーム・ノーライフ6 ゲーマー夫嫁は世界に挑んだそうです | 2014年4月25日 |
7 | ノーゲーム・ノーライフ7 ゲーマー兄妹たちは定石を覆すそうです | 2015年7月24日 |
8 | ノーゲーム・ノーライフ8 ゲーマーたちは布石を継いでいくそうです | 2015年12月25日 |
コミックス
タイトル | 発売日 | |
1 | ノーゲーム・ノーライフ1 | 2013年11月22日 |
関連項目
- 小説作品一覧
- ライトノベル
- MF文庫J
- 榎宮祐
- テレビアニメ
- 深夜アニメ番組の一覧
- 2014年春アニメ
- ニコニコ動画で配信中のアニメ作品一覧
- チェヌ
- 超健全空間
- 具象化しりとり
外部リンク
- 『ノーゲーム・ノーライフ』紹介サイト:MF文庫J
- 『ノーゲーム・ノーライフ』アニメ公式サイト
- 『ノーゲーム・ノーライフ』ラジオ公式サイト
- 『ノーゲーム・ノーライフ』公式Twitter:@ngnl_anime
- pixel phantom:著者&イラスト担当 榎宮祐公式サイト