被災地はいくら復興しかけていても、復興できないもの。
それは「人の心です。」震災から5年たった今でも、半数の人が
心身に不安があると答えています。ですが、こればかりは、
いくら他人からの「頑張れ!」の声援かあっても、難しい話。
それが、被災してない県の人からの声であれはなおさら
説得力がない話です。さらに、その声すらも嫌になるという
こともあります。結局は、自分自身が自力で何とかしていく
ほかはないのです。
では、何もできないのか?そんな方にある3冊の本を紹介します。
まず1冊目は「果てなき荒野を越えて 」
魂深くに響く24篇の詩/心揺さぶられる写真。戦後最大の国難に直面した
すべての日本人に届けたい著者のメッセージ。東日本大震災で被災された
東北の地を数回にわたって訪れた著者。そこで紡がれた24の詩篇は私たちの
心をとらえて離さない。一日もはやく東北が復興しますように。そして日本が復興しますようにとの著者の祈りが込められているフォトメッセージ集。
震災以前と以後とでは、何かが大きく変わったと私は感じます。
そして変わらなければならないと思います。この事態を「国難」と
呼ぶ感覚には、それだけの意味があるのです。これから私たちは、
世界をどのように見つめるのでしょうか。人生に何を求めてゆくのでしょうか。私たちは、未来の世代に何を遺し、何を伝えてゆくべきなのでしょうか。現地で感じたこと、その後、深めた想いを手がかりに紡いだ新たな詩を
中心にして本書は生まれました。この本のために撮影された写真とともに
構成された一頁一頁は、今という時に向けた私自身の切なる祈りにほかなりません。(高橋佳子著『果てなき荒野を越えて』より抜粋)
そして、2冊目は「彼の地へ──3.11からのメッセージ」
震災の中で、「彼の地」をめざす人々の姿に、私は、改めて感嘆せざるを得ません。大きな試練に人は打ちのめされる──。しかし、その試練を受けとめて、それぞれの「彼の地」を求め生きる人の中から生まれてくる力は、想像を絶するものです。 その人々の核心にあるのは、自分をはみ出す心──。自分を超えて、家族のことを想い、周囲のことを想い、地域や国のことを想って、「彼の地へ」向かう──。その歩みが本当の希望の道となるのです。 私たちの新しい日本は、こうした一人ひとりの「彼の地へ」の道が、一つまた一つと重なって、力強い奔流となり、大河となって生まれてゆくものではないでしょうか。
(本書・プロローグより)
家族を奪われ すべてをなくした人々が 前を向いて立ち上がる。
日々を壊され 深い傷を負った魂たちが 顔を上げて歩き出す。
道のない試練の中から もう一度 希望を紡ぎ始める。
それは何と 気高い歩みだろうか。 それは何と たくましい力だろうか。
彼らは 勇者のように 立っている。 彼らは 奇跡のように 輝いている。(本書より)
そして、3冊目は「希望の王国」
震災以降、被災地を歩き、その想いを詩につづってきた著者高橋佳子が、
さらに第三弾として著したのが本書。深い祈りと希望に満ちた24篇の写真と詩のメッセージ集。私たちが生きるこの世界は、いつ何時、思いも寄らない大災難が起こるかわからない。しかし、その厳しい現実の中にあったとしても、その圧倒的な試練の流れに逆らうように、人間の奥底から湧き上がるすべてを超えるような力。その力こそが、私たちの真の希望であり、求めるべき「希望の王国」ではないかと問いかける。
震災以降、二冊の詩と写真集を発刊し、多くの方々から望外の反響を頂きました。特に被災地からのお声には、言葉に尽くしがたい苦しみと悲しみが湛えられ、その深い淵から立ち上がり希望を蘇らせて再び歩み出そうとされる尊いお気持ちが光輝いていました。そのお気持ちにお応えしさらに多くの方に著者の詩を届けたいと第三弾を発刊させていただきました。
一ページ一ページを読む度に、涙が溢れ、
立ち止まり、深く考えさせられる──。
そして、読み終わった後に心の奥底から訪れる真の希望の光。
この体験をぜひ味わっていただきたいと願っています。
この3冊は被災地を初め、日本中で大変な反響を今でもよせられている本です。
反響の数々はこの本の公式ページで読むことができます。そして、この本の
売り上げのすべては東日本大震災の復興に役立てられます。
実際に著者が東北3県の知事を訪問して直接売上金を渡しています。
ぜひ皆さんも、この本を手に取ってみてください。
この本を通して日本全体の心の復興を願ってやみません。